

| 【写真】 ボルボ社製バス |

| 【写真】テヘラン南バスターミナル |
| テヘランからバスを利用してイスファハンやシーラーズ方面に向かう際は、テヘラン南部に位置する南バスターミナルに出向き、長距離バスに乗車する必要があります。 バスターミナル内には複数のバス会社が営業しており、イスファハンやシーラーズのような有名観光地に向かう便はドル箱路線でもあるため、各社とも供給過剰とも思えるほどの多くの便数を運行しており、乗客確保のために各バス会社は日々熾烈な乗客獲得競争を繰り広げています。従って、もしひとつのバス会社でチケットが確保できなかったとしても、それほど落胆する必要はありません。また、あわててチケットを買う必要もありません。バス会社の係員に急かされてチケットを買うとロクなことが起きません。その理由は以下のとおりです。 バスの料金設定は各社とも似通っており、余程のことがない限りディスカウントなども期待できません。しかし、バスのランクは千差万別であり、一見して乗る気が失せるような老朽化したバスもあれば、台数は少ないものの豪華なバスもあり、チケットを購入する際は「バスの車両状態」もじっくりと観察しなくてはなりません。 テヘランからイスファハンに向かう際に乗車したバスは、新車の香りが漂うボルボ社製のバスであり、エアコンも完備していたため、目的地まで実に快適に過ごすことができました。もしもこれが使い古された老朽化したバスであったなら、エアコンが無いのは勿論のこと、目的地に到着するまで辛い思いをしたことは想像に難くありません。 かつてテヘランからイスタンブールに向かう国際バス(車中2泊3日)に乗車したことがありましたが、エアコンなど無い、リクライニング機能も無い旧型のバスであったため、目的地に到着するまで、拷問にも似た辛く長い時間を過ごすことになりました。この時の体験のお陰で、飛行機のエコノミー席に長時間座り続けることが苦にならなくなりました。 バスに関して(追記 04-09-08) 2004年9月、テヘラン南バスターミナルからイスファハン行きのバスに乗車した際の出来事です。急いでいたこともあり、バスの車両状態を確認せずにチケットを購入したのですが、このバスがまた老朽化したバスで、しかもイスファハン市街に入った途端、突然運転を打ち切られて、そこから各自移動するように申し渡されました。私の隣の席に座っていた老紳士は、私のことを気遣って、バスターミナルまでバスを運転するように運転手や助手に懇願してくれましたが、助手は2000リアル札を人差し指と中指のあいだに挟んで差し出して「お金を上げるから、これでサバリーにでも乗れ」と高圧的な態度で迫って来ました。後日、テヘランに住む友人にこの出来事を話すと、友人は、「そのバス会社は評判の良くない会社だよ」と私に説明してくれました。バス会社の選択を誤ると、このように後々まで不快な気分になります。
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