

| 【写真1】 ハーフェズ廟 |

| 【写真2】 石に刻まれたハーフェズの詩 |
| イランを代表する偉大なる抒情詩人であるハーフェズの墓石の上には、当地を訪れた人々が捧げた花束が幾つも置かれていました。ハーフエズの詩は、ときには歌の歌詞となって歌われて、またあるときは占いに用いられて今も多くの人々から愛され続けています。 ハーフェズ廟にはハーフエズの詩が刻まれた石板が建てられています。この石板に書かれている文字を指でなぞりながら談笑している家族連れやカップルの姿も見掛けました。イラン人が持つロマンチシズムは、このハーフェズの存在が大きく影響しているのでしょう。またハーフェズ廟の敷地内にはチャイハネやこじんまりとした土産物店が営業しており、ハーフェズの詩集や綺麗なポストカードなどが売られていました。 ハーフェズ廟を散策しているとき、ひとりのイラン人女性から声を掛けられました。聞くところによると女性は病院の看護士をしているそうで、母親とともにこのハーフェズ廟に観光に訪れたとのことでした。女性はおもむろに手持ちの日本製のビデオカメラの電源を入れて、レンズを私に向けて、「ハーフェズ廟は綺麗だった?イランは好き?」などと私に幾つか質問をしてきました。世の中、物好きな人もいるものだと感心しました。有名人でも何でもない只の日本人観光客の姿をビデオ撮影しているのですから。自宅に帰宅した女性は、家族と共にこのとき撮影したビデオを見ながら旅の報告でもしていたのでしょうか。旅の良い思い出になってくれていれば良いのですが。
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