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イスラム革命前のイラン女性

イスラム革命前に発行された切手


イスラム革命後の現在、男女の別を問わずイラン国民は政府から厳格な服装規則を課せられていますが、特に女性に対しては、外出の際は「体の線を隠す服装を着用する義務」が課せられています。この規則は、イラン国民のみならずイラン国内に滞在する全ての国籍の女性にも適用されています。また、現在は廃止されていますが、かつてはコミテ(革命警察)と呼ばれる組織も存在し、服装規則に違反している者がいないか職員が眼を光らせて監視していました。しかしイスラム革命前はこのような厳しい服装規則もなく、西洋文化の影響を受けて、ミニスカートを着用して街なかを闊歩する女性の姿を見掛けることも珍しくはありませんでした。また、イスラム革命前はチャドル禁止令と呼ばれる法律が制定されて、チャドルを着用して外出した女性を取り締まっていました。この当時の面影を、革命前に発行された切手によって伺い知ることができます。

イスラム革命から既に数十年もの歳月が経過しました。前述のように厳格な服装規則がイラン国民およびイランに滞在する全ての外国人に適用されていますが、ここに来て少し様子が変わりました。数は少ないものの、足の爪にマニキュアを塗り、サンダル履きで街を歩く女性の姿を見掛けるようになったのです。この光景を初めて目にしたとき、強い衝撃を受けました。イスラム革命直後なら、警察に連行されて厳しい取り調べを受けても不思議ではない奇抜な行為だったからです。少なくとも、私が初めてイランに訪れた97年当時は、そのような奇抜な格好で街を歩いている女性の姿を見掛けることはありませんでした。

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