

| 【写真】戦没者の遺品と遺影 |
| 1980年9月22日から1988年8月23日までの8年間、イスラム革命直後の新生イラン政府とサダム・フセイン率いるイラク政府は一進一退の熾烈な戦闘を展開し、この戦争により、多くのイラン人兵士が尊い命を戦場で落としました。このイラン・イラク戦争の悲劇を後世に伝えるために、そして戦没者を追悼するためにテヘラン市内に殉教者博物館が設けられました。 館内には血に染まった衣服や泥にまみれたRPG7(ロケットランチャー)、銃弾が貫通したヘルメット、破壊された無線機などが展示されています。また、撮影班に所属していたと思われる少年兵が生前愛用していたカメラや、敵の攻撃により落命した直後の少年兵の写真が展示されていました。もし戦争が起こらなければ、またはこの少年が戦場で命を落とすことなく無事に生還することができていたなら、その後、少年はどのような人生を歩んでいたのかと想像すると、気の毒でなりません。また、その他の殉教者に関しても同様です。もしも無事に生還していたなら、社会に功績を残すような逸材も現れていたことでしょう。しかし、それらの限りない可能性や未来は銃弾が飛び交う戦場において儚くも散ってしまいました。 テヘラン市内には数多くの博物館があります。しかし殉教者博物館のような辛く悲しい博物館はありません。今後のイランにおいて、新たな殉教者が現れないことを祈るばかりです。 関連ページはこちら
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