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テヘラン市街13

イギリス大使館前での抗議集会

【写真】イギリス大使館前での抗議集会

BBC放送テヘラン支局員

【写真】BBC放送テヘラン支局員


07年6月14日、在テヘランのイギリス大使館前にて大規模な抗議集会が行われました。在テヘランの各国大使やプレス関係者を招待してエリザベス女王の生誕を祝した祝賀会が大使館で盛大に催され、これに抗議する人々が大使館前に多数集結して、大使館周辺は騒然とした状態になりました。

米・英政府主導で行われたイラク侵略戦争以降、イラン人の対英感情が著しく悪化することとなり、過去には大使館の壁に向けて火炎瓶が投げつけられる事件が発生しています。

当初、大使館で祝賀会が催されていることを知らず、そのため大使館前の路上で取材の準備をしていた地元メディアのスタッフに大勢の人々が大使館前に集結している理由を尋ねたのですが、話を聞き間違えてしまい、エリザベス女王がテヘランに来訪しているものと勘違いしてしまいました。すると、スタッフの女性に、「エリザベス女王がイランに来る訳がない。決して、そのようなことはない。」と訂正されました。

大使館前には抗議文を手にした学生や、「UK GO AWAY」と書かれた横断幕を掲げて抗議していた人もいました。また、赤色の液体(水性絵の具を溶かした水)が注入されたビニール袋を大使館に向けて投げつけている人の姿も見掛けました。ビニール袋は大使館の内部に届くことなく失速して手前の路上に落ちてしまいますが、ときにはビニール袋が手元を離れた瞬間袋が破けてしまい、警備の任に当たっている警察官の制服や民衆に液体が降りかかってしまうこともありました。私もその一人で、服やカメラに液体の飛沫が降りかかりました。

更に時間が経過すると、会議用の机やイス、マイク、音響用のスピーカーが大使館前の公園に設置されて、スーツ姿の男性約10名が、淡々とした口調で順番に抗議文を読み始めました。

イギリス大使館の敷地は旧アメリカ大使館と同様に広大な面積をほこっていますが、大使館を取り囲んでいる壁に沿って警察官を等間隔に配置して、不測の事態が発生しないように厳戒態勢を敷いて、大使館を警備していました。某共産圏の国のように、他国の大使館が襲撃されているのにもかかわらず制止もせず、見て見ぬ振りをするような無責任なことはしていませんでした。

これらの様子を取材するため、BBC放送のテヘラン支局に勤める女性リポーターも、大使館前に来ていました。イギリス人と思われるこの女性リポーターは、この様子を、どのような面持ちで見ていたのでしょうか。

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